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【コラム】病院の未来を裏側から支えるミッションと医療材料の流通設計の可能性(後編)

■前編はこちらからご覧いただけます。

■10名のパートスタッフとの協働

現在、担当病院のSPD室(院内物流管理)には、10名のパートタイムスタッフの皆さんが在籍しています。この院内物流を10年、15年と支え続けてこられた方も多く、現場における診療材料の知識や細かな運用の流れについては、私よりもはるかに深い知識を持つ方々ばかりです。皆さん一人ひとりが責任感を持って日々の実務にあたってくださっているため、現場のオペレーションは非常にスムーズに動いています。

私は日々の実務において「社員の仕事は、情報の共有・支え合い」という強い意識を持っています。共に働く皆さんがいかにストレスなく働く事が出来るのかは、「より働きやすい環境づくり」に尽きると考えています。昼礼の確実な情報共有作業上のちょっとした困りごとなど、現場の小さなサインを常に敏感に読み取れるよう目を配るように意識をしています。時には新しい運用に対して厳しいご意見をいただくこともあります。それこそが患者さんに関わる医療材料を1点も滞らせずに供給するための、意識の表れだと感じています。

皆さんが現場を支えてくださる一方で、私の主な業務は、日中の実務を統括した上での処理事務や社内管理システムへのデータ登録、物流センターや他病院との連携、メーカー・ディーラーとの打合わせ、そして病院の用度課をはじめとする事務部門の皆さまとの帳票のやり取りや折衝などです。これらの「事務をミスなく正確に対応すること」が、現場の円滑な運用を守り、病院の皆さまから信頼と、スタッフの皆さんの働きやすさを支えるための業務となっています。

医療材料の欠品リスクが生じた際には、即座にメーカーやディーラーと交渉して緊急手配の指揮を執ったりもします。時には手術室の近くまで赴いて在庫状況を確認したり、看護師長の方と直接お話しして製品の使用状況や感想をヒアリングしたり、病院新規医療材料を決める委員会で商品や運用の変更を提案したりと、業務の領域は多岐にわたります。

■20代前半で任される大きな責任――病院幹部の前で臨んだ「活動報告会」

MCHの仕事の魅力は、若いうちから責任のある大きな業務を任せてもらえる点にあります。例えば、先輩方が築き上げてきた信頼によって、一般の立ち入りが厳しく制限されている手術室の奥深くにまで日常的に入り、医療材料の適正配置を行うのもその一つです。医療の最前線を裏側から支えるこの仕事ならではの「面白さ」や「特別感」には、自分が医療の一翼を確実に担っているという、誇りと強い責任感を感じます。

そして、こうした現場での重要な役割にとどまらず、病院の経営層と直接向き合うようなを任せてもらえることも、この仕事の大きなやりがいとなっています。その最たる例が、先日私が初めての病院主担当として臨んだ、担当病院の「活動報告会」でした。

半期に一度開催されるこの報告会は、院長先生を筆頭に事務局長や用度課長といった病院幹部の皆さまが一堂に会する、非常に重要な経営報告の場です。ここでは、私たちMCHがこの1年間で取り組んだ業務改善をはじめ、病院経営に直結する医療材料の価格交渉や商品切替によるコスト削減の成果を、明確な数値をもって説明をしなければなりません。

緊迫感が漂う院長室で、居並ぶ幹部の方々を前にこれまでにないプレッシャーを感じました。また発表の際は、常に聞き手の目線に立ち、病院経営におけるメリットをいかに分かりやすく伝えるかという難しさを痛感しました。

初めての資料作成や数字の根拠づけなど、準備の段階でも多くの困難や苦労に直面しましたが、そうした厳しい状況の中でも、先輩方が手厚くサポートしてくださったおかげで、無事に発表を終えることができました。

■高い志を持ち、共に挑戦を続ける未来の仲間たちへ

この活動報告会を無事に乗り越えられたことは、私にとって自信に繋がりました。準備期間中から自分のことのように資料を気にかけてくださり、本番を支えてくださった営業所の先輩方。改めて、南関東営業所の「チーム全体で若手を支え、育てるバックアップ体制」のありがたさを身に染みて実感した経験でした。

このように、現場で責任ある仕事を全うできる背景には、当社の「オンとオフのメリハリのある働き方」もあります。任される業務の幅と責任が広がった分、残業が発生することもありますが、土日祝日は休日が確保されています。平日は集中して働き、休日は大好きなスポーツを通じて心身をリフレッシュしています。休日は大学時代の同期とアルティメット部の練習に行ったり、フルマラソンの練習やゴルフ、さらには会社の野球部に参加したりと、非常にアクティブに過ごしています。(最近は、Mrs.GREEN APPLEのライブに行きました!

  1. 【部署や年齢の垣根を越えて交流する野球部の活動風景】

社会人2年目となり、私たちの営業所にも新しい後輩が配属されてきました。ついこの間まで先輩方に支えられていた自分が、今度は少しずつ支える立場へと回ります。私が現場で悩んでいた時期に、多くの先輩方が温かく手を差し伸べてくださったように、私もまた、後輩たちにとって「信頼され、なんでも相談出来る先輩」でありたいと考えています。まず身近なところから積極的にサポートしていきたいです。

そして将来的には、現場で培ったリアルなデータと信頼関係をベースに、より大局的な見地から病院経営の改善を提案・牽引できる病院主担当へと成長することが私の目標です。「阿部さんが提案する内容なら、全面的に信頼できる」と病院の皆さまから言っていただけるような人材を目指して、これからも人間力と洞察力を磨いてまいります。

最後に、これから就職活動に臨まれる学生の皆さんへ。

私がお伝えしたいのは、当社の仕事は「何事にも挑戦できる環境がある」ということです。外側から見るだけでは、一見、地味な裏方に映るかもしれません。しかし、そこには20代前半という若さで大病院の幹部と向き合い、医療の質や経営改善の舵取りを行うという、他では経験できない環境が用意されています。

かつて私が学生時代のチームスポーツで学んだ「仲間と切磋琢磨し、全員で成果を出す力」は、今、同期や営業所の方々、そして現場を支えるスタッフの皆さんと一丸となって日々業務をする上で非常に生かされています。

配属後も、新人を支えるバックアップ体制が待っています。皆さんがこれまで全力で取り組んできたこと、培ってきた情熱は、この医療の最前線で必ず活かされます。高い志を持った皆さと共に切磋琢磨できる日を、心から楽しみにしています。

 

(本記事は2026年7月に取材した内容に基づいています)